もう一ヶ月も前なんだけど、ThinkPad X1 Carbon Gen3 を買った。タイミング的には丁度新しい MacBook が発表された後かな?(MacBook でも良かったので発表を待っていた、とも言う)
x201s の後釜として見繕った x1 carbon 届いたので早速 Fedora ぶち込んだ。 pic.twitter.com/w57b1cF0rN
— Kazuhisa Hara (@kazuhisya) March 21, 2015
一ヶ月ほど使ってみてた感想をば。
構成
購入した構成は以下のようなもの。
- ThinkPad X1 Carbon
- CPU: Intel(R) Core(TM) i7-5600U CPU @ 2.60GHz
- MEM: 8GB
- SSD: PCIe 3.0 SSD 256GB
- KEY: 英字キーボード
- DISP: WQHD 2560×1440 IPS タッチパネル無し
- WLAN: Intel(R) Dual Band Wireless AC 7265
- 米沢モデルは英字キーボードを選べなかった。。。(いまもダメっぽい?)
追加で Dock も買った。
- ThinkPad OneLink Pro Dock
OS
ファーム周りのアップデートが出ていないことを確認し、OS 再インストール用 USB を作った後、Fedora を突っ込んだ。最新版である Fedora 21
。
GRUB2
周り- レガシー BIOS モードにしておいたほうが良いかなー、と思いつつも SecureBoot な UEFI のままインストール。
- 特に問題なし。最近はサーバも UEFI 多いしなー。 Red Hat は SecureBoot の署名コード買ってるっぽいし、ありがたくこのまま行かせてもらう。
- ディスクフォーマット
- 無難に
LVM
+XFS
で。 - この機体の前が ThinkPad X201s で
Btrfs
にしていたのだけど、3回に1回くらい GRUB を通った後 boot してこない現象があって、なんとなくBtrfs
怖い感ある。。。
- 無難に
- ネットワーク関連
- 無線は一応 AC 対応で買った。が、家のアクセスポイントが AC じゃない。。。そのうちリプレイスしたい。
- 特にトラブルはなし。普通に使えている。
iwl7260-firmware-25.15.12.0-47.fc21
かな。
- 特にトラブルはなし。普通に使えている。
- 有線も問題なし。
I218-LM
はなんか評判悪いけど、今のところ別に遅かったり割り込みがあったりは感じてない。ドライバはe1000e
を読んでるっぽい。
- 無線は一応 AC 対応で買った。が、家のアクセスポイントが AC じゃない。。。そのうちリプレイスしたい。
Desktop
デスクトップエンバイロメントは普通に Gnome3
を使っている。
まーびっくりするぐらい評判悪いし、実際初期状態だと使い辛いのだけど gnome-tweak-tool
で少しいじってあげれば、そこまで酷評するほどでもなくなる。
あとは個人的に Thinkpad の中クリックでマウスホイールエミュレーションを有効化したいので X11 を少しいじっている。今後 Wayland
になった時、この設定できるのかなー。それだけが心配。
/etc/X11/xorg.conf.d/20-thinkpad.conf
Section "InputClass"
Identifier "Trackpoint Wheel Emulation"
MatchProduct "TPPS/2 IBM TrackPoint|DualPoint Stick|Synaptics Inc. Composite TouchPad / TrackPoint|ThinkPad USB Keyboard with TrackPoint|USB Trackpoint pointing device|Composite TouchPad / TrackPoint"
MatchDevicePath "/dev/input/event*"
Option "EmulateWheel" "true"
Option "EmulateWheelButton" "2"
Option "Emulate3Buttons" "false"
Option "XAxisMapping" "6 7"
Option "YAxisMapping" "4 5"
EndSection
HiDPI 問題
実際に使い出すまで全然考えてなかったのだけど、この ThinkPad の 2560×1440 ってディスプレイサイズはいわゆる 2K とかになるのかな。そのままだと滅茶苦茶フォントが小さくて使い物にならない。
とはいえ Gnome は HiDPI 用の設定があるし、Firefox や Google Chrome も個別に対応できる方法がある。
このあたりの設定方法は arch wiki に事細かにかかれている。arch すごい。
というわけで HiDPI でも特に不便ないね、と思っていたのだけど、罠がひとつあった。 それは外部ディスプレイ。
自宅で使ってる外部ディスプレイは 4K/2K なものではないので、HiDPI な設定のままつなぐと今度は表示がでかすぎるという。。。。
xrandr
で内部ディスプレイは HiDPI 用設定、外部ディスプレイはドットバイドットで、みたいなこともできるんだけど、arch wiki にあるように X11 側にバグがあってマウスの有効範囲が実際の表示領域と等価にならない、という状態。
これはどうするか今後の課題だなぁ、という感じ。 今は内部ディスプレイもドットバイドットにして、Firefox だけ HiDPI モードにしてる。んで、外部ディスプレイで使うときはドットバイドットの Chrome を使う戦略。
インプレッション
- OS: 特に不便なくてホッとしてる。ん・・・Windows8.1? 知らない子ですねぇ・・・。
- キーボード: x201s や x61 と比べたらそりゃーダメなキーボードなのだけど、最近の薄型ノートのキーボードとしては良い方なんじゃないかな。少なくとも MacBook よりはマシに感じる。が、好みの世界かな。
- 重さ: 1.3Kg だし軽くはない。ただし、大きさはあくまで 14型なので、見た目に反して意外と軽いな、と感じる。MacBook Air 13 と一緒くらいだけど、Air 13 のがズッシリ重い感じする。
- HiDPI: そのうち内部ディスプレイ/外部ディスプレイ別々に DPI 設定できるようになると嬉しいのだけど、今は過渡期だしもう少し待ちかな、と。